樹状細胞ワクチン療法は世界中で研究が行われ、がんに対する治療成績が報告されています。日本でも臨床試験が行われており、悪性黒色腫10例中3例、甲状腺がん6例中2例において、がんの縮小、進行の停止といった腫瘍に対する反応が認められたことが報告されています。
Nagayama H. et al., Melanoma Res. Vol.13, Number 5 2003; 521-30.
(東京大学医科学研究所、悪性黒色腫に対する研究)
Kuwabara K. et al., Thyroid. Vol.17, Number 1 2007; 53-8.
(東京大学医科学研究所、甲状腺がんに対する研究)

Okamoto M. et al., Biotherapy Vol.24, Number 4 2010; 308-14.
(医療法人社団医創会 セレンクリニック、すい臓がんに対する治療実績)。
あんしんがん治療を行う医療機関では、約3,500の症例の実績(2010年12月末現在)があり、これは国内最大の症例数です。その中でも、例えばすい臓がんは発見された時には手術できないことも少なくなく、抗がん剤や放射線も効きにくい予後の悪いがんとして知られています。樹状細胞ワクチン療法に抗がん剤を併用したすい臓がんの治療では、49名の患者さまのうち、2例でがんの消失、4例でがんが30%以上縮小、11例でがんの進行停止など、約3割の方で進行停止以上の効果が認められました。また、それ以外の6例では、観察期間中に、がんの縮小あるいは腫瘍マーカーの低下などの反応が認められました。